最終更新日: 2022-08-25
はじめに
新型コロナウイルス感染症が日本に蔓延し始めてから、2年が過ぎました。この2年間で新たな販路としてネットショップを始めた方、これから始めようと考えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな方に当社で調べた購買行動の調査結果について共有いたします。
是非参考にしていただき、今後の販促に活かしていただければと思います。
主な調査結果
・平日のほうが休日よりも購買件数が多い傾向がある。
・平日の場合、12~13時、21~22時頃に購買行動のピークが来る。
・休日の場合、21~23時頃に購買行動のピークが来る。
・3カテゴリは10~12時、20~23時にかけて購買ピークが来る。
アパレルはお昼と夜のピーク時の差が大きく、夜がより購買活動が活発
※調査期間2021年11月1日~11月30日
1.曜日別の購買件数
11月の購買件数を集計したところ以下のグラフになりました。曜日別にみると、火曜日や木曜日など平日のほうが休日よりもネットショッピングを行う傾向があるようです。
曜日別購買件数
2.ネットショッピングが行われる時間帯について
次に平日と休日に分けて、ネットショッピングが行われる時間帯を調査しました。
平日の場合、11~13時頃、20~22時頃に多くの消費者はサイトに訪れて購買活動をするようです。お昼ごろに1回目のピークが来るのは学生や就業者のお昼休憩があるため、2回目のピークは学校や会社からの帰宅後にネットショッピングを行うためだと考えられます。
休日の場合、学校や会社がある方は平日と比べ少ないので、お昼の時間帯には目立ったピークはなく、夜の21~23時頃にピークが来る傾向があるようです。
平日/休日の購買件数割合推移
3.カテゴリ別の購買調査
この項目では2019年に発行された「消費者向けeコマースの取引実態に関する調査報告書※1」の中で回答者がオンライン販売を行っている商材として多い、アパレル、食品、美容の3つのカテゴリについてそれぞれ調査しました。
※1:https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2019/jan/190129_4houkokusyo.pdf
3カテゴリの購買件数割合推移
どのカテゴリでも10~12時に1回目、20~23時に2回目の購買ピークが来る傾向が読み取れました。
食品の特徴として、お昼の時間帯に来る1回目のピークは他の2つのカテゴリよりも大きく、夜の2日目のピークは21時過ぎが最も購買行動が活発になった後、日付が変わる24時に向けて急激に下がってく傾向があるようです。
アパレルは1回目のピークは一番小さく、夜にかけて急激に伸びていくようでした。夜のピークは他の2つカテゴリのピークより大きく、お昼と夜のピークの差が一番あることが分かりました。
次に全体を100%とした場合、各カテゴリが全体と比べてどの時間に購買が行われやすかったのかを調査しました。
食品とインテリア・家具は9~18時で全体よりも購買がされやすく、18時以降は全体と比べ、購買行動が少ないことが読み取れました。一方で、アパレルは9~18時で全体より購買行動が少なかったものの、18時以降は購買されやすい傾向があるようです。
おわりに
ネットショッピングは休日に行われるイメージがあるかと思いますが、今回の調査では休日よりも平日の購買件数が多い傾向があることがわかりました。ネットショップ運営者やこれからネットショップを始められる方に、商品の告知や新商品の販売などを考える材料として参考になれば幸いです。