最終更新日: 2021-07-06

ここ1年、リモートワークやオンライン飲み会の普及などおうち時間が増えた事によりネットショップでのお買い物やオンラインサービスを活用する機会はますます増えています。

そのオンライン化が加速する一方で、情報漏洩や不正利用の事件・事故も多く、ネットショップを運営しながらセキュリティ面に不安を感じている事業者様も少なくないのではないでしょうか。

さて、今回はクレジットカード決済の不正利用防止策としておすすめの3Dセキュア認証支援サービス(以降、3Dセキュア)について解説いたします!

1.不正利用対策って本当に必要なの?

クレジットカード決済にて購入された商品において、後日その取引が「なりすまし」による不正利用だと発覚した場合はチャージバックが発生します。

チャージバックとは…クレジットカード会員様が利用代金のお支払いに同意しない場合に、クレジットカード会社がネットショップ事業者様に対し、その利用代金の支払いを取り消すことです。

オンライン決済のリスク・チャージバックの詳細はこちら

その結果、ネットショップ事業者様はその商品代金を負担しなければならず、商品・サービスをすでに発送・提供していた場合、多大な損害を受ける恐れがあるのです。

実店舗の運営とは異なりネットショップ上のお買い物においては支払手続きを誰が行っているのかは見えず、支払い手続き時のやり取りやクレジットカードの磁気情報でのチェックもできません。

そのため、ネットショップ事業者様側で不正利用を未然に防ぐための対策を打つことや購入者様の異変に気づくことがとても重要であり、それらを実行することで不正利用リスクを軽減することが可能になるのです。

では不正利用を未然に防ぐ対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
実際に、不正利用を未然に防ぐツールとして最近導入率が上がってきている3Dセキュアについて学んでみましょう!

2.3Dセキュアでどうして不正利用が抑止できるの?

3Dセキュア(正式名称:3Dセキュア認証支援サービス)とは、インターネット上でクレジットカード決済をより安全に行うための本人確認認証サービスのことを指します。

クレジットカード会員様が事前にご利用のクレジットカード会社にてパスワードを登録することで、クレジットカードでの決済時に本人確認として認証を行う仕組みです。

本人しか知りえないパスワード情報を入力いただくステップを設けることで、悪意のある第三者からの支払い手続きを最大限防止し、高いセキュリティを保った状態で支払い手続きを実行することが可能になります。

オンライン決済のリスク/本人確認でセキュリティを高めるサービス詳細確認はこちら

3.お客様の離脱につながらない?

3Dセキュアを利用することで従来の「クレジットカード番号」、「有効期限」、「セキュリティコード」の確認に加え、「本人しか知りえないパスワード」情報が加わりより一層安全なお取引が可能となる一方で、デメリットもあります。

購入者様にとっては支払い手続きまでのステップが1つ増えるため、すぐ購入したいお客様は手間と感じてしまったり、事前に登録済みのパスワードを忘れてしまったためそれ以降の画面に進めなかったり等、決済画面から離脱してしまうリスクが高まります。

しかしながら、キャッシュレスやオンライン化の浸透によりネットショップでお買い物をする機会も年々増しており、徐々にではありますが、購入者様もパスワード入力に抵抗はなくなってきているようです。

あなたのネットショップのセキュリティ対策を見直し、3Dセキュア認証支援サービスについて理解を深めたうえで不正利用のリスクを軽減できるような環境を整えましょう!

4.まとめ

日々、巧妙化するクレジットカード決済の不正利用について今回は、ネットショップ事業者様側でリスクを軽減するためにできる取り組みとして3Dセキュア認証支援サービスをご紹介させていただきました。

実店舗と異なるインターネット上の取引だからこそできる対策があることを知っていただき、是非この機会に本サービスを導入し、セキュリティ強化を図ってみましょう!