最終更新日: 2022-09-28
ネットショップにカード決済を導入する際、どのブランドを優先的に導入すべきか悩んだことはないでしょうか。
今回は、「カード決済導入時どのブランドを使用するか悩んでいる…」「今のところJCBは導入していない」という方向けに、JCBを導入するメリットをご紹介します。
目次
1.販売店の大半がカード決済時の対応ブランドを4つ以上揃えている
2.消費者が保有するクレジットカードの国際ブランド枚数は?
3.日本における国際ブランドシェアの実態
4.JCBブランドを導入したことで売上が増加傾向へ
5.まとめ
1.販売店の大半がカード決済時の対応ブランドを4つ以上揃えている
クレジットカード決済において国際ブランドと聞くと「VISA/MASTER/DINERS/JCB/AMEX」の5つが有名ですが、購入者様が支払いをするためには店舗側でそれらのブランドに対応した環境を整えておく必要があります。
例えば、販売店側が(VISA/MASTER)のブランドのみ対応している環境を整えていた場合、購入者様が支払い手続きをする際、VISAかMASTERブランドが付与されているクレジットカードでしか支払い手続きを行うことができない状況になります。
そのため、販売店側にはいかに購入者様が不自由なく支払い手続きができるような環境を整えるかが求められているとも言えます。
では実際、ネットショップや実店舗を運営している販売店側ではクレジットカード決済において、何種類のブランドをそろえているのでしょうか。以下調査結果より、実は76.7%が4ブランド以上を導入していることがわかりました。販売店側においては対応しているカードブランドを揃えることにより購入者様の支払い時、機会損失が生まれないような工夫をしているようです。
▼販売店側で利用可能としているクレジットカードの国際ブランド数

(出典)公正取引委員会「クレジットカードの取引に関する実態調査報告書」
では、実際にクレジットカードを使用する購入者様側はどれくらい国際ブランドを保有しているでしょうか。
2.消費者が保有するクレジットカードの国際ブランド枚数は?
1ブランドのみ保有している方がおよそ半数で、割合としては一番多いですが、累計割合としては、3ブランドまでで95.7%を占めています。
つまり、4ブランド以上という多数の国際ブランドを保有している方は少ないため、シェアの大きい国際ブランドを確実に導入することが重要であるといえます。
▼消費者が保有するクレジットカードの国際ブランド枚数

(出典)公正取引委員会「クレジットカードの取引に関する実態調査報告書」
では、日本でよく使われるクレジットカードのブランドは〇〇!というような特徴はあるのでしょうか。日本で使用されている国際ブランドのシェア率について以降、見ていきましょう。
3.日本における国際ブランドシェアの実態
世界的なブランドとしては、「VISA」「MASTER」が有名であるため、海外旅行に行く際も便利であることからこのブランドでの利用率が高いであろうと予測していました。
しかしながら実は、日本では第1位がVISA、2位がJCB、3位がMASTERでした。Master CardよりもJCBのほうがシェア率が高く、JCBの割合は28%も占めています。

(出典)Ipsos株式会社「キャッシュレス決済大規模調査」
4.JCBブランドを導入したことで売上が増加傾向へ
上述のように販売店側がカード決済時に支払える国際ブランドを整えることで購入者の機会損失防止につながるというのが分かったかと思いますが、実際にネットショップを運営しているとある店舗において、ブランドを追加したことで売り上げが増加した店舗がおりましたのでご紹介します。

掲載店舗においては、これまで「VISA/MASTER」のブランドのみ導入しており、「JCB」ブランドを途中から導入しネットショップ運営を行われておりました。導入後、新しいユーザー層が獲得でき売り上げが増加していることがグラフからも伺えるかと思います。
まとめ
日本においてはJCBブランドの利用率も比較的高いため、ネットショップ運営時単にカード決済を導入するのではなく、国際ブランド5ブランドをそろえて導入することで結果的に支払いの間口を広げ、幅広いユーザーを獲得することができるということが分かったかと思います。
「VISA/MASTER」のブランドに加えJCBブランドが自社サイトに対応しているかどうか今一度見直してみましょう!