最終更新日: 2019-08-22
経済産業省が2018年に発表したEC市場調査の報告書はすでにご覧になられましたか?
「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」
http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001.html💻
報告によると、BtoCのEC市場規模は16兆5,054億円で、前年からの伸び率は9.1%とまだまだ成長している市場です。
さらに、3つの分野に分けて伸び率を見ると、物販系は7.5%、サービス系は11.3%、デジタル系は9.5%となっており、特にサービス系ECが成長しています。
今回は、今注目の「サービス系EC」についてご説明します!
1.サービス系ECとは?
2.サービスをECにするメリット
3.サービスをECにする方法
①ネットショップを開設する方法
②メールリンク決済を使う方法
4.まとめ
1.サービス系ECとは?
サービス系ECを他の言葉に言い換えると、役務サービスをインターネット上で購入できる仕組みのこと、でしょうか。
経済産業省ではサービス系ECとして、主に旅行・飲食・理美容などのカテゴリを挙げています。
「モノ」を売るのが物販系ならば、「コト」を売るのがサービス系で、幅広いジャンルのサービスがサービス系ECとして該当することが可能です。
▼サービス系ECになりえるカテゴリ例
家事代行・家政婦サービス💻
宅配クリーニング
灯油の配達
住宅リフォーム
スクール💻
寄付・募金💻
サービス系ECでは、このような役務サービスをインターネット上で受注し、役務提供の後に売上確定の決済処理を行います。
2.サービスをECにするメリット
役務サービスにおける支払場面では、その場にいるスタッフに現金を渡して完了することが多いと思います。
しかし、購入者目線でみると「財布を出すのが面倒…」「帰ってから確認したら金額が違った!」といったことがあります。
また、運営者目線でみても「日々の売上集計にいつも時間がかかってしまう…」「どの人が支払まで完了しているのか管理が煩雑」といった困りごとが発生します。
サービスをECにすると、支払までオンライン上にすることができるため、たくさんのメリットがあります。
・当日の支払対応など事務的な作業を軽減させ、スマートにサービス提供ができる。
・キャッシュレス化によりスタッフによる現金の紛失などのリスクを避けられる。
・購入者がオンライン上で金額に相違がないか確認できる。
・購入者の支払有無の管理を自動で行うことができる。
・現金以外の支払方法も豊富に用意できる。
サービス系ECはこういったメリットから、これからどんどん伸びていくことが見込まれます。
3.サービスをECにする方法
既にオフラインで役務サービスを提供している人や、これから役務サービスを事業として始めたい人が、サービス系ECを始めるためにはどうすればいいのでしょうか?
①ネットショップを開設する方法
物販系ECやデジタル系ECと同じようにネットショップを開設することで、役務サービスもサービス系ECにすることができます。
「コト」を商品にし、仮実運用💻に設定しましょう。
サービス提供後に、金額に変動があれば金額変更処理を行い、売上確定することで、完了します。
ターゲットとする購入者層や運営者自身がインターネットの扱いにある程度慣れている場合に適している方法です。
②メールリンク決済を使う方法
インターネットに抵抗のある購入者層をターゲットにする場合は、メールリンク決済を使う方法をおすすめします。
事前に購入者のメールアドレスを聞いておき、サービス提供後にメールで決済URLを案内して完了します。
サービス提供が終わったタイミングで購入者に「これから支払のためのメールをお送りするので、URLをクリックしてお支払いに進んでください」などのように説明すれば、インターネットに抵抗のある購入者もスムーズに支払をすることができます。
4.まとめ
少子高齢化や共働きが進み、「モノ」だけでなく「コト」を売るサービスもECで売買する傾向が高まっていきます。
市場の流行に遅れずに波に乗り、売上チャンスを獲得していきましょう!
イプシロンでは、様々なサービス系ECに対応した決済システムのご提案をしています。
ぜひお気軽にご相談ください!