最終更新日: 2021-03-24
1.送金サービスは今後EC運営にかかせないサービスとなる
2.送金サービスとはどんなサービスなのか
3.国内で提供されている主なサービス内容
4.まとめ
1.送金サービスは今後EC運営にかかせないサービスとなる
EC事業者様にとって、コスト削減は大きな課題のひとつ。そんな中、日々の振込にかかる手数料に頭を悩ませたことはありませんか?当たり前の話だと割り切りながらも、取引先への振込で銀行の手数料が一定額取られてしまうのは何ともやりきれない…そんな思いを抱いている方もいらっしゃるかと思います。
特に、物販のEC事業者様ですと仕入れ先への振込や購入者への返金対応などが多く、月間の振込手数料はかなりの額となってしまいます。
2011年ごろから国内外で注目され始めたのが「送金サービス」や「振込代行サービス」といったサービスです。
今回は、経理コストを削減する送金サービスについてくわしく解説いたします!
2.送金サービスとはどんなサービスなのか
送金サービスとは、振込にかかる手数料と手間をまるごと代行して削減・改善してくれるサービスです。
通常かかる他行宛の振込手数料はほとんどの場合500円を超える額となっています。
ネットバンキングを利用すると振込手数料は400円/件まで抑えることができますが、取引先銀行はネット銀行となるため、抵抗のあるEC事業者様もいらっしゃいます。
(参考)平均的なEC事業者を想定し、30,000円の振込を月20件行う場合で試算
窓口振込 | 800円/件 →年間コスト192,000円 |
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ATM振込 | 600円/件 →年間コスト144,000円 |
ネットバンキング | 400円/月 →年間コスト96,000円 |
多くの銀行は同行間の振込手数料は安価に設定されているため、事業者様の多くは振込先の口座と同じ銀行の口座を2~3つ用意し、常に同行間振込にすることで手数料を抑えているのではないでしょうか。振込手数料は安く抑えたい、でも、いくつもの銀行口座を用意し、各口座にあらかじめ一定額を入金しておくのは手間がかかる…。
しかし送金サービスを使えば、1つの口座からどの銀行口座宛にも振込ができ、振込手数料も一定にできるため、振込手数料を削減することができます。
また、ネットバンキングとは違い取引先銀行を変更する必要もありません。
いままでは銀行ごとに振込データを作成・入力などをする必要があったものも、多くの送金サービスなら振込を自分のPCから一括で行うことができるため、金銭コストだけでなく人的コストも削減することができます。
3.国内で提供されている主なサービス内容
それでは、具体的にどのような送金サービスがあるのでしょうか。主な4社をご紹介いたします。
■GMO らくらく送金
https://www.epsilon.jp/service/option/money_transfer.html
サービス提供元 | GMOイプシロン株式会社 |
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初期費用 | 0円 |
月額費用 | 0円(月額最低手数料 1,000円) |
振込手数料 | 250円(月4件までは0円) |
特長 | 決済代行サービスを生かし、ECでの売上金をそのまま振込資金に充当できる |
■たよれーる 振込代行サービス
https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/furikomidaikou/
サービス提供元 | 大塚商会(資金管理はビリングシステム株式会社) |
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初期費用 | 5,400円(WEB申込の場合は3,240円) |
月額費用 | 0円 |
振込手数料 | 410円 |
特長 | 「たよれーる 給与業務支援サービス」を利用することで、給与振込ができる |
■キャッシュポスト
https://www.econtext.jp/service/cashpost
サービス提供元 | 株式会社イーコンテクスト |
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初期費用 | 3万円 |
月額費用 | 0円 |
振込手数料 | 300円~350円+処理料5円 |
特長 | 受取人は、銀行振込、ローソン店頭またはドコモ口座で代金を受取ることができる |
GMO らくらく送金が最も安くお得ですが、各サービスそれぞれに特長がありますので、今までの経理業務との差なども考慮しながら自分たちに合ったサービスを検討してみてください。
4.まとめ
送金サービスというと、通常のEC運営とは直接かかわりがないため検討外にしてしまいがちです。
しかし、どのような事業内容であっても日々の振込作業は発生しています。
小さなことの積み重ねで大きくコストカットと業務効率化が期待できるので、サービスを使わない手はありません。
まずは、送金サービスを提供している各社のサービスページを見て比較してみるところからはじめてみてはいかがでしょうか!