最終更新日: 2023-02-01

今年も「バレンタイン商戦が本格化」というニュースを目にする時期になりましたね。
バレンタインデーといえばチョコレートを思い浮かべる方も多いと思います。
今回は本当にバレンタインデーにチョコレートが売れるのか確認するため、2022年にチョコレートに関連する商品の決済が行われた時期を調査しました。
※本記事における分析対象は、商品名に「チョコ」が含まれており、2022年に決済が行われたものを対象としております。

主な調査結果

・チョコレートの決済件数が多いのは、やはりバレンタインデー前
・バレンタインデー終了後、チョコの需要は急激に落ちるが、ホワイトデーに向けて2月末から再度需要が増える
・バレンタインデーの需要は約1ヶ月だが、ホワイトデーの需要は約2週間で、バレンタインデーよりも短い。
・チョコレートの決済件数は、9月から徐々に増えていき、2月にピークを迎える
・平均決済単価は、バレンタインデー前よりもクリスマス前のほうが1.5倍ほど高い。

チョコレートの決済が行われる時期

以下のグラフは2022年のチョコレート件数を表していますが、グラフを見てみたところ、1年間の中で3つの山があるように見受けられます。


1つ目の山は、1月上旬~2月上旬のバレンタインデー前の時期です。
バレンタインデー前は、3つの山の中でも一番高い山を形成しており、1年間の中で決済件数が多いようです。
新年が明けた1月から急激に決済件数が増加し、バレンタインデー当日の1週間前にピークを迎えていました。
バレンタインデー終了後は急激に決済件数が減少しています。
そのためこのグラフからは、バレンタインデーに向けた商品が売れるのは、1月上旬~2月上旬でありそうと見受けられます。

2つ目の山は、2月末~3月上旬のホワイトデー前の時期です。
バレンタインデーと比較すると決済件数は多くはないのですが、ホワイトデー特別のニーズはありそうです。
ただ、決済の山となっている期間は短いため、需要は短期間であるようです。
グラフからは、2月末~3月上旬がホワイトデー特需期間と見受けられます。

最後の山は、クリスマス前の時期です。
夏が終わる9月から徐々に決済件数が増加していき、クリスマス前の時期にピークを迎えております。
商品情報を詳しく見てみたところ、商品名に「クリスマス」や「ケーキ」を含んだ商品が多いわけではかったため、クリスマス特需というよりは、”冬”にチョコレートのニーズが高まるのではないかと考えられます。
これら3つの山から、チョコレートの決済件数は、9月から少しずつ増え始め、2月のバレンタインデー特需、3月のホワイトデー特需という推移があると読み取れます。そのため、チョコレートを売る場合は、9月~3月が狙い目かもしれません。

チョコレートの平均決済単価

次に、1決済あたりの平均決済単価を調べてみました。
グラフを見てみると、決済件数が多かったバレンタインデー前の期間と、ホワイトデー前の期間の平均決済単価が低く見受けられます。
バレンタインデーのチョコレートは近年、本命チョコ・友チョコだけではなく自分自身へのご褒美として購入するというニュースも目にしますので、限られた予算の中でチョコレートをたくさん購入するために、単価が抑えられた商品が好まれているのかもしれません。
バレンタインデー前の期間とクリスマス前の期間で比較してみると、クリスマス前の方が1.5倍ほど平均決済単価が高かったです。
バレンタインデーとホワイトデーとは反対に、”冬”は自分のためだけに購入する少し豪華な商品が好まれるのでしょうか?

おわりに

今回はバレンタインデー商戦が近づいているということで、チョコレートの決済件数について調査しました。
チョコレートの決済件数が多い時期はバレンタインデー前であり、推移としては、9月から少しずつ増え始め、2月のバレンタインデー特需、3月のホワイトデー特需という流れがあることが見受けられました。
ネットショップ運営者やこれからネットショップを始められる方に、チョコレート商材の告知や販売などを考える材料として参考になれば幸いです。