今回は、withコロナ時代にネットショップ運営者ができることについて、まとめました。
コロナ前とコロナ後では取り巻く環境が異なることを理解して、変化に対応していきましょう。

目次
1. withコロナ時代の消費者意識の移り変わり
2. ネットショップ運営者が今できること
3. まとめ

1. withコロナ時代の消費者意識の移り変わり

いよいよ各国でコロナウイルスへの有効性が認められたワクチンの提供も始まり、収束への第一歩を踏み出しましたが、まだまだコロナウイルスと共存する「withコロナ時代」は続いてまいります。
withコロナ時代では、ニューノーマル=新しい生活様式にあわせて消費者意識も以前とは変わってきています。

例えば…
① 経済的な先行きの不安により、価格に対してシビアになる。
② 人との接触機会を減らすため、ネットショッピングが増える。
③ コロナ関連で苦しんでいる事業者への支援に、関心が高まる。

特に小売などの事業者側は、このような消費者意識の移り変わりを把握し、この時代の変化に対応する必要があります。

2. ネットショップ運営者が今できること

このブログを読んでくださっている方の多くは、すでにネットショップを運営しているかと思います。
ネットショップ運営者は今、どんなことができるでしょうか。
上の例で挙げた新しい消費者意識を振り返りながら、考えてみましょう。

消費者意識① 経済的な先行きの不安により、価格に対してシビアになる。

これは、消費者が価格に対してシビアになっているから商品価格の値下げをしましょう、ということではありません。
消費者は「この商品をこの価格で、本当に欲しいか?」を、以前よりも時間をかけて吟味するようになっています。
そのためネットショップ運営者は、価格の値下げを行う前に、まずはその価格の妥当性や、商品の特性を分かりやすく伝えることができているかを確認しましょう。

商品の説明文や写真は、具体的なイメージがしやすいものになっていますか?
商品の良さを消費者にうまく伝えられていれば、価格を過度に下げなくても購入につながります。

消費者意識② 人との接触機会を減らすため、ネットショッピングが増える。

ネットショップの市場は今とても伸びており、売上が昨対比で何倍にもなっているショップもあるようです。
あなたの運営するネットショップではいかがでしょうか?
もし、「思ったほど売上が伸びていないな」と感じている場合は、「なぜ今、消費者はネットショッピングにシフトしているのか」を考えてみましょう。

消費者が今ネットショッピングを選んでいるのは、コロナウイルスへの感染予防のために人との接触機会を減らしたいから、という理由が大きいはずです。
例えば、商品のお支払い方法に銀行振込や代引きしか用意していない、となっていませんか?
せっかくネットショッピングで人との接触機会を減らしたいのに、お支払いのために外出して銀行やATMに行ったり、配達員と現金のやりとりをしたり、ではネットショッピングのメリットがないと感じて、他のサイトへ移ってしまうかもしれません。
非接触で購入が完結できるよう、クレジットカード決済などのオンライン決済手段の用意をしておきましょう。

消費者意識③ コロナ関連で苦しんでいる事業者への支援に、関心が集まる。

政府や自治体からの時短営業要請や外出自粛要請にともない、生産者は苦境に立たされています。
食材の消費・需要が減っても、生産者は収穫する量を急に減らすことはできず、多くを廃棄しなくてはなりません。
ニュースの報道などもあり、今そういった苦しんでいる事業者を支援しよう、という動きが強くなっています。

商品にもよりますが、生産者の顔や声を載せることができそうであれば、ぜひ載せましょう。
生産者の姿が見えることで、支援への気持ちを後押しすることができます。
最近では、TwitterやインスタグラムなどのSNSへの投稿に「#コロナ支援」といったタグをつけて商品の紹介をすることで、支援の輪が広がっています。ぜひ活用してみましょう。

3. まとめ

誰にとっても厳しい環境となったwithコロナ時代の始まりですが、気持ちを切り替えて、この新しい環境に対応していかなくてはなりません。
そんな中でネットショップ運営者が意識すべきことは、以前から変わることなく「消費者目線に立つこと」です。
その気持ちを見失うことなく、ネットショップを運営していきましょう。

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