最終更新日: 2020-07-02

2016年、日本取引所グループの年頭挨拶でFintechへの期待感に触れられました。

【日本取引所グループ(東京証券取引所)】新年恒例の2016年大発会!日本取引所グループCEO 清田 瞭氏の年頭挨拶では、金融サービスの質を劇的に変える可能性がある「FinTech」への期待感を表明!
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/jo5z8ompj-3636/

当時、日本ではまだ数社のベンチャー企業からしかFintechサービスが提供されていませんでした。
しかし今では、誰もが知る大企業も率先してFintechサービスを提供または研究開発をしています。
少しずつ世の中に普及してきた主なFintechサービスのうちの1つに「トランザクションレンディング」と言われるサービスが挙げられるでしょう。

トランザクションレンディングとは、通常の融資サービスとは少し違い、様々な取引データ(いわゆるビッグデータ等)から独自に与信審査を行い融資するサービスです。
審査にあたって面倒な書類が不要であったり、それにより申込から融資までの期間が短かったりすることが大きな特長です。
これは特に、資金を必要としているベンチャー企業や中小企業など、今までの与信審査ではなかなか融資をうけられなかった企業でも、【簡単】に【早く】融資をうけることができます。
Fintechといえども融資事業であることに変わりはないため、融資事業者は国の許諾を受けたうえでサービス提供をしており、融資を受ける企業側は【安心】して融資を受けることができ、スピーディーに事業拡大などに注力することができます。

<トランザクションレンディング サービス一覧>

日本ではどのようなレンディングサービスが提供されているのでしょうか。
以下に主要なサービスを紹介いたしますので、気になるサービスがあればぜひ詳細を見てみてください。
なお、記載している情報は2017年1月末時点でのものとなりますので、ご了承ください。

◆GMOイプシロン:『GMOイプシロン トランザクションレンディング』

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対象者 イプシロン社と契約・実績のある事業者
融資金額 法人:30万~5,000万円
個人:15万~5,000万円
融資利率 法人:3.5%~12.0%
個人:6.0%~13.5%
手続期間 最短5営業日

◆Amazon:『Amazonレンディング』

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対象者 Amazonマーケットプレイスで実績のある法人
融資金額 10万~5,000万円
融資利率 8.9% ~ 13.9%(年率)
手続期間 最短5営業日

◆楽天グループ:『楽天スーパービジネスローン エクスプレス』

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対象者 楽天市場に出店している店舗
融資金額 50万~500万円
融資利率 8.5%~14.5%(実質年利)
手続期間 最短翌営業日

◆SBIグループ:『レンディングワン』

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対象者 ゼウス社と契約のある法人
融資金額 10万~1億円
融資利率 1.0%~18.0%(年率)
手続期間 最短当日

トランザクションレンディングとは、決済にかかわらず与信の代わりになるトランザクションを用いて審査をして融資をするサービス。今後も様々なビッグデータを用いて【簡単】【安全】【早い】融資を受けられる新しいサービスが出てくるかもしれませんね。