最終更新日: 2018-12-13
今回は、大注目のキュレーション型コマースを展開するネットショップ「HATCH」の代表 三浦有人さんのインタビューをお届けします。
◆HATCHとは
スタートトゥディ出身の三浦有人さんが立ち上げた、キュレーション型の通販サイト。
坂本龍一や、RUMIKOなど国内最高級の「セレクター」が選んだ商品を展開する大注目のネットショップ。
サービス名を「HATCH」と名づけた理由を教えてください。
理由は大きく分けて3つあります。
ひとつめは、みつばちハッチの「HATCH」です。
みつばちが蜜を集めてくるように、いいものだけを集めてお届けしたいという思いがあります。
「ハッチ」という響きは覚えてもらいやすいと思いますし、ローマ字の綴りもシンメトリーでロゴとして美しいという理由から「HATCH」にしました。
たしかに、一発で覚えられますね。どうしてキュレーションという形の販売方法を取ろうと思ったのですか?
自分がユーザーとしてワクワクするようなサービスであったということが一番大きいですね。
もっと楽しい買い物体験をしたいという思いがありました。
このサービスをはじめた4年前は、あまりにも情報過多で「安ければ良い」という考えのもと、買い物をする人が増えたように思いました。
これからは、多少値段が高くてもいいものを求めていく時代になると考えていて、
本当に良いものを購入する「体験」を届けるにはどうしたら良いのかを考えたら、この体系に行き着きました。
まだ日本ではキュレーション型コマースで商品を売っているところは少ないですよね。
そうですね。今から、ネットショップを始めようと思っても大手ECサイトには勝てないと思ったので、大手にはできないことをやろうと思いました。
この人(セレクター)が選んだものだから欲しい、と思って人が集まってくるサービスは他には無いと思います。
坂本龍一さんや、コスメティクスブランド「RMK」の生みの親であるRUMIKOさんなど多様な方々がセレクターとしていらっしゃいますが、どのような基準で選んでいるのですか?
有名かどうかということは関係ありません。
まずは、僕が一緒に仕事をさせていただきたいと思うかどうか。
次にその分野の第一線で活躍していて、モノを選ぶセンスがあるかどうか、です。
参加していただきたいと思った方には飛び込みでお願いをしに行きます。
魅力的な人の感性を通すことで、ものの見え方がガラっと変わってくると思うんです。今までの自分では選ぶことのなかった商品との出会いがあったり。安いとかではなく、ものが本来もっている本質的な付加価値を提供していく。それが、「HATCH」のサービスを通して体感していただける面白さだと思います。
今後の展望を教えてください。
セレクターと商品数を増やすことはもちろんですが、ネットで簡潔する形にこだわっているわけではありません。
今後はリアルでの展開にも注力していきます。
神楽坂のlakaguに常設のShop in shopを出店しているので、是非覗いてみてください!
今後ますます進化していくHATCHが楽しみです!本日はありがとうございました。